知る・学ぶ

2023年5月号

東京島しょ地域ちいきの「天然記念物図かん

東京島しょの天然記念物図鑑の画像

東京島しょの島々のなかでも小笠原(おがさわら)諸島(しょとう)は、(やく)4,800万年前に島々がうまれてから人間が住む陸地(りくち)と一度も陸続(りくつづ)きになったことがありません。そのため海を()えて島にたどり着いた生きものは、独自(どくじ)の進化をしました。その結果(けっか)小笠原(おがさわら)にしかいない生き物「固有種(こゆうしゅ)」がたくさん生息しています。数の少ないものも多く、国はこれらの貴重(きちょう)な生き物を保護(ほご)するために「天然(てんねん)記念物(きねんぶつ)」に指定しています。

しかし、こうした生き物は今、危機(きき)(ひん)しています。人によって()()まれた「外来種(がいらいしゅ)」が、固有(こゆう)の生きものに大きな影響(えいきょう)(あた)えていることが問題になっています。小笠原(おがさわら)に生息している生物はすべて、ひとつひとつが小笠原(おがさわら)自然(しぜん)(ささ)える大切な役割(やくわり)(にな)っているため、そのひとつでもかけることは森の衰退(すいたい)につながります。
すばらしい自然(しぜん)独自(どくじ)生態系(せいたいけい)をもった小笠原(おがさわら)諸島(しょとう)未来(みらい)()()いでいくために、(わたし)たちはどんなことができるでしょうか。小笠原(おがさわら)の森をのぞいて、考えてみましょう。

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