2026年1月号
知っておこう!安全・安心な毎日のためにできること
冬になると日がくれて暗くなる時間が早くなります。暗いと車から見えにくくなったり、こわい思いをすることが増えたりします。とくに夕方の交通事故は、冬場に多くなるそうです。また、こどもだけで歩いていると、知らない人から突然声をかけられる、ついて来られるなどのトラブルに巻きこまれる可能性もあります。学校の帰り道や塾・習い事の行き帰りは、どんなことに気をつければいいか、いっしょに確認していきましょう。
自分の地域で起きている事故やトラブルを調べてみよう
みなさんが日ごろ生活している身近な場所でも、思いがけない事件や事故が発生することがあります。まずは、東京都防犯ネットワークのサイトから住んでいる地域の「犯罪情報マップ」を見てみましょう。

犯罪情報マップ:https://www.bouhan.metro.tokyo.lg.jp/map/?m=1#
このマップは、事件や事故が起きている数が増えるほど、黄色からオレンジ色、そして赤色へと色がこくなっていきます。みなさんの住んでいる地域や通学路があるエリアはどうなっていますか?
犯罪が多いエリアであっても、防犯のポイントを何度も確認して対策することができます。
たとえば、学校の登下校中、知らない人に「こっちに来てゲームをいっしょにやろうよ」「あっちに秘密基地があるからおいで」「このバイク、かっこいいでしょ。少しだけ乗ってみない?」と、声をかけられたら、どうすればいいでしょうか?
そんな時は、合言葉「イカのおすし」を思い出してください。みなさんに気をつけてほしい5つの行動の頭文字からできた言葉です。
💡豆知識💡
「イカのおすし」
イカ・・・知らない人について「いか」ない
の・・・車に「の」らない
お・・・「お」おごえを出す
す・・・「す」ぐにげる
し・・・大人に「し」らせる

東京都のホームページでは、動画で「イカのおすし」をわかりやすく紹介しています。簡単な体操にもなっているので、いざという時のために、運動しながら覚えましょう。

安全・安心に過ごすためのポイントは他にもあります。どのようなことに気をつけるべきか、警視庁の「防犯チェックポイント」もおうちの人といっしょに確認してみてください。
「こども安全マップ」をつくってみよう!
自分の身を守るためには、犯罪情報マップなどを活用して、どのような場所に危険がひそんでいるか知っておくことが大切です。ただし、地域によって気をつけるべき場所はちがうため、自分の地域にあった対策が必要です。そこで役立つのが、「こども安全マップ」です。みなさんの通学路や地域を実際に歩いて調べ、登録することで、自分たちが安全に過ごすためのポイントをわかりやすくまとめることができます。家族や友達といっしょにつくってみるのも楽しいですよ。冬休みや夏休みの自由研究として取り組んでみてもいいかもしれません。
マップをつくるためには、どのような場所に注意すべきか、知っておくことが必要です。
次のイラストで、危険がひそんでいる場所を確認してみましょう。みなさんの地域にも似ている場所はありますか?

どこに危険がひそんでいるか、わかりましたか?たとえば、こんな場所は注意が必要です。
・裏道や入り組んだ道
・使われていない建物
・街灯が少ない暗い場所
・落書きやごみが多く、人が寄りつきにくい場所
・人が多く、大人の目が行きとどきにくい場所
こうした悪意を持った人でも「入りやすく」、まわりの大人から「見えにくい」場所を前もって知っておくことが、事件・事故の予防につながります。学校の友達やおうちの人といっしょに自分の地域を調べ、「こども安全マップ」をつくりましょう。安全マップをつくったら、注意が必要な場所をみんなと共有しておくといいですね。
🚚「こども安全マップ」のつくり方🚗
①自分の地域や通学路をマップで開きます

②安全な場所や危険な場所に画面中央の「+」マークをあわせます

③投稿ボタンから当てはまるアイコンを選びます。どのような危険があるのかわかるように、場所の説明や写真も登録しておきましょう。

④完成!

つくったマップは、家族や友達とURLを共有することができます。マップが完成したら、クラスや登校班のみんなと実際にその場所を歩いてみて、「どこが危険なのか」「なぜ危険なのか」「この場所ではどうしたらいいか」など、気づいたことを話し合いましょう。
動画やリーフレットでは、よりくわしいつくり方を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
東京都が進める防犯対策
登下校中、「こども110番」のステッカーを見かけたことがありますか?こまったとき、いざとなったらかけこめる場所として、地域のお店やおうちが協力してくれています。また、東京都では地域の大人と協力して、次のような取り組みも進めています。
・わんわんパトロール
(犬の散歩をしながらまちを見守るボランティア)

・RUN and SAFETY
(ランニングをしながら見守るボランティア)

・青色防犯パトロール(青色のランプをつけた車)

・防犯ボランティアによる見守り

みなさんの安全のために協力してくれている人を見かけたら、元気にあいさつしてみましょう。
また、東京都では毎年、こどもたちが犯罪被害にあわないための約束や交通安全について楽しく学ぶイベント「こども安全フェスタ」を行っています。次回は、2026年3月中旬に都内の会場で開催します。新入学や進級を控えたこの時期に、あらためて安全について親子でいっしょに考えてみませんか。
いざというときのために覚えておこう!
身を守るための防犯知識
● 防犯ブザー
ひっぱると大きな音がなるよ。ランドセルの肩ベルトなど、すぐに使える位置につけておこう。防犯ブザーがすぐに使えないときは、大きな声で人を呼ぼう。


● 110番のしかた(スマートフォン)
事件や事故などの緊急事態が起きたら、まずは近くの大人に助けを求めよう!
近くにだれもいないときは、110番にかけて警察の人に「場所」と「何があったか」を落ちついて伝えよう。
● 公衆電話の110番
お金やカードがなくても、警察につながるよ。
・赤いボタンがある場合
受話器を上げて赤いボタンを押してから110番を押す
・赤いボタンがない場合
受話器を上げてそのまま110番を押す

「安全に過ごすポイント」を話し合ってみよう!
このように東京都では、みなさんが毎日を安全に、安心して過ごせるようにさまざまな情報を紹介したり、地域の大人と協力したりしてみなさんを見守っています。
事件や事故などにあわないための知識も持ちながら、みなさんがちょっとした心がけをすることで、毎日を楽しく過ごすことができます。たとえば、このような心がけを覚えておきましょう。
・「入りやすく、見えにくい」場所には近づかない
・人の少ない場所や、暗い時間に出かけるときは、大人といっしょに行動する
・防犯ブザーを持ち歩く
・地域の「こども110番」の家やお店など、助けを求められる場所を知っておく
・知らない人についていったり、家の場所を教えたりしない
このほかにも、自分たちにはどんなことができそうか、友達やおうちの人といっしょに身近な「安全に過ごすポイント」を話し合ってみましょう。
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