2025年12月号
冬休みにチャレンジ! 元気な体づくり
インフルエンザやかぜなどの感染症が今年も流行しています。この時期に感染症が流行する理由には、年末年始にかけ、たくさんの人と接する機会が増えることや、暖房をつけた部屋の換気をうっかり忘れてしまうことなどもあげられますが、きちんとした対策を行えば元気に過ごすことができます。手洗いやうがいをていねいにして、バランスのよい食事としっかりした睡眠をとり、寒い季節でも体を動かしてじょうぶな体をつくることが大切です。
体を動かし、じょうぶな体をつくろう
病気にかからないためには、日ごろから体をよく動かして体力をつけ、じょうぶな体をつくっておくことが大切です。
じょうぶな体づくりには、外でしっかり遊ぶことが効果的です。その他にも、外遊びにはさまざまな効果があります。
①いろいろな刺激を受けることで心が豊かになる
②人との上手な関わり方を身につけることができる
③体を動かすことでしっかり食事をすることができる
④適度に疲れることで夜にぐっすり眠ることができる
このように、外遊びはみなさんの心と体の成長にとっていいことがたくさんあります。東京都では、みなさんがもっと楽しく安全に外で遊べるよう、外遊びのおもしろさを発信したり、地域の遊び場を整備したりと、さまざまなことに取り組んでいます。
楽しい外遊びを紹介! みんなでやってみよう
家族や友達と外遊びをするとき、みなさんはどんな遊びをしていますか?
今回は、楽しく体を使って遊べる「いろあて」「おうさまがころんだ」「チャーシューメン」の3つを紹介します。ルールを覚えてみんなでやってみましょう!
「そとあそびずかん」では、ほかにもいろいろな外遊びを動画で紹介しています。チェックして、やってみたい遊びを見つけてみてくださいね。

外遊び紹介① 『いろあて』
遊び方
自分の背中についている色を相手に見られないように逃げまわりながら、相手の背中についている色を当てるゲーム!
❶ 背中に色のついた布や紙を貼り付けよう。プレイヤーは色が見えないように目をつぶってね。
❷ プレイヤーは向かい合って、審判の「背中の色はなーんだ」でゲームスタート!

❸ 右に左に、前に後ろにと逃げまわりながら相手の背中の色を追いかけよう!相手の色を当てたら勝ち!

ポイントは、前後左右いろいろな方向にすばやく動くこと。なれてきたら、プレイヤーの数や色の種類を増やしてみよう!
外遊び紹介② 『おうさまがころんだ』
遊び方
「だるまさんがころんだ」をアレンジした遊び。王様が出す命令通りにできなかったり、動いたりするとアウト!
❶ 王様を1人決め、他の子は離れたラインから「はじめの一歩!」でスタートします。
❷ 王様は、振り向きながら命令を出します。例えば…「王様がゴリラになった!」
❸ 他の子は、王様の命令に従って、ポージングしよう

❹ 命令通りにできなかったり、動いちゃったらアウトだよ。王様のところで手をつなぎます。
❺ 王様が振り向くまでの間に、すばやく王様のところまで進もう!

❻ 王様にタッチしたら、全員スタートラインの方へ逃げます。王様は「ストップ」と逃げた子を止めて、決められた歩数で逃げた子にタッチできたら交代。
外遊び紹介③ 『チャーシューメン』
遊び方
「缶けり」をアレンジした遊び。ラーメン屋の店長とお客さんに分かれて缶けり!
❶ まずはみんなの役割を決めるよ。店長が缶けりの「オニ」にあたるよ。それ以外がお客さん。お客さんには、それぞれにしょうゆ・しおなどラーメンの名前を付けるよ。
❷ お客さんはサークルの中から「チャーシューメン!」と言いながら缶をけります。店長が缶を拾って元に戻す間に、お客さんは隠れます。

❸ 店長は、お客さんを見つけたらお客さんのラーメンの名前「みそお待ち!」といって缶を踏むよ。そのお客さんの名前を覚えていないとダメだね!
見つかったお客さんはサークルの中で待ちます。
全員見つけたら店長の勝ち!

店長に見つからないように「しお、おかわり!」と、自分の名前を言いながら缶をけりに行こう!成功したら捕まったお客さんは逃げて、再スタート!

ハンバーガー屋やケーキ屋など、ラーメン屋以外のお店になりきっても遊べます。
人数が多いときは店員役を増やして遊んでみましょう!
冬に行ってみよう! 都の施設やこの冬の楽しいイベント
東京都には遊び場や冬でも外に出かけて楽しめるイベントがたくさんあります。冬休みなどにおうちの人や友達といっしょに、ぜひ足を運んでみてくださいね。


今年開業した「東京辰巳アイスアリーナ」。都立施設としては初となるアイスリンクが整備され、スケートやアイスホッケー、カーリング、パラアイスホッケー、車いすカーリングが一年中楽しめます。各種スクールや体験会も行われているので、興味のあるスポーツに挑戦してみましょう!
海の森公園はかつて、東京港の中心部にごみを埋め立ててつくった「ごみの島」でした。そんなごみの島を「多様な生きものが生息する美しい森へ生まれ変わらせたい」と、海の森公園の森づくりは、苗木づくりから植樹まで都民が参加して行われました。海の森公園では、緑豊かな森で生きものを探したり、広大な広場でボール遊びをしたり、遊具遊びも楽しむことができます。2025年12月14日には、自然体験や海の森でとれた材料を使ったリースづくりが体験できる「海の森学校」を開催します。



0歳~17歳まで誰もが利用できる、国分寺市の無料の遊び場です。「プレイリーダー」と呼ばれる大人が見守り、こどもが自分の力で自由に遊びをつくっていけるよう工夫された遊びの基地です。屋外には手づくりの遊具があちこちにあり、自然とふれあうことができるほか、さまざまなイベントも開催されています。
◆livedoor URBAN SPORTS PARK(江東区)


東京2020オリンピックの跡地などを活用した施設で、アスレチックやスケートボード、ボルダリング、3×3バスケットボールといったスポーツなどが楽しめます。ランニングスタジアムやロープアスレチック、ピックルボールコートなどの運動施設、カフェやフードモール、屋内ドッグランなどもあります。


多摩丘陵内にある都立公園で、園内では季節ごとの植物などに出会えるほか、遊具も設置されていて、こどもから大人まで楽しめます。2025年11月下旬~12月上旬には、「TOKYOつながる里山サミットWEEK」として、パネル展示や里山訪問デジタルスタンプラリーなど、体験型イベントが多摩丘陵内の都立公園を中心に行われます。「里山」の景色や生態系、里山文化、農業などについて楽しく学べます。

都内の魅力あふれるエリアを会場に、誰でも気軽に「まち歩き」を楽しめるウォーキングイベントです。第2回目となるイベントは、2025年12月6日に多摩中央公園で行われます。富士山をながめたり、多摩丘陵パノラマの丘から景色を楽しむなど、多彩なコースがたくさん。小学生は保護者といっしょでの参加です。当日の参加申しこみも可能です。
自分のペースでウォーキングを楽しみたい人には、「スマホウォーク」がおすすめ。無料で参加できます。各コースの指定されたスポットにスマートフォンでチェックインして、コースを歩ききった人には記念品も。2025年12月21日まで開催中です。

障害のある人もない人も楽しむことができるパラスポーツ参加体験型イベントです。車いすバスケットボールやブラインドサッカー、ボッチャなどパラリンピック競技やレクリエーションスポーツを含めた13種類のスポーツを体験できます。申しこみは不要です。
日時:2026年1月18日10:00‐17:00
会場:東洋大学赤羽台キャンパスHELSPO HUB-3(北区赤羽台1-7-11)

いよいよ冬休み。健康への意識も忘れずに!
もうすぐ冬休み。寒いからと屋内で過ごすのではなく、屋外で元気いっぱい身体を動かしてみませんか。友達といっしょにいろいろな遊びを考えたり試したりして、新しい遊び方を見つけることは、感情や考える力を豊かにすることにつながり、まわりとの上手な付き合い方も身に付きます。東京都には紹介したもののほかにも、さまざまな遊びやスポーツに挑戦できる施設やイベントがたくさんあるので、やってみたいものを見つけてくださいね。安全第一で遊ぶことはもちろん、外から帰ったら「手洗い・うがい」も忘れずに!
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